いじめについて

小学校の頃にいじめに遭っていた話。

bully
その辺のネコ
その辺のネコ

・・・。

小学校6年生の時にいじめに遭っていたトリカナです。

別に何か大きな理由があるわけでもないのですが、ただ個人的事実としてここに記録しておこうかなと思います。

もし同じような境遇にいる人がいるとしたら・・・

もしかしたらその経験は将来長く付きまとうかもしれないけれど、それでもいつかはちゃんと克服できるというのを知ってほしいです。

それは突然始まった

もう詳細はよく覚えていませんが、最初のきっかけとなった出来事は良く覚えています。

当時、私にはよく話す男友達が2人いました。1人はいつも私をからかったり、いたずらをしてくる、でも愛嬌のあるAくん。もう1人は、同じくよく私につっかかってくるけれど、割と不機嫌な喧嘩になることも多かったBくん。

ある日、いつものようにいじってくるAくんといつものように言い合いをしていた時。傍にいたBくんがこう叫んだのです。

「やめとけよA、菌がうつるぞ。」

はい。非常によくあるやつです。

子供は良くも悪くも純粋ですね。最初はこの一言で始まった冗談が、2、3日以内には約70名いる学年全体に広がったのです。

いじめの内容

具体的に私が受けたいじめ。

  • 菌呼ばわりされ誰も近寄らないようになる
  • だから体育でサッカーボールが回ってこない
  • 私がボールを蹴ろうものならだれも触れない、授業参観中とか関係ない
  • 鞄を蹴り飛ばされる
  • 鉛筆が顔に飛んでくる(危なすぎる)
  • 靴を隠される
  • 学校に行くと机に死ねとか書かれてる
  • もしくは机と椅子がなくなってる
  • 世界最強のブスと連呼される
  • 集合写真で私の顔だけハサミで切り取られる

など。こうして並べてみるとくっっそベタだな。

私の場合、暴力はなかったのですが・・暴力まで受けている子供たちが世の中に沢山いると思うと本当にいたたまれません。

何がつらかったのか

先生が何もしてくれなかった

担任の先生、O先生、あなたです。あなたはいじめに気付きながら何もしてくれなかった。私は小学生だったいじめっ子たち以上に、大人だったあなたのことを恨んでいます。小学生、周りに頼れる大人なんてそんなにいないのです。そこで担任にまるで何も無いようにされたら、どうしようもないじゃないですか。

お願いだから、先生は、自分の体裁じゃなくて子供の事をちゃんと見てください。私は打たれ強くて負けず嫌いな子供だったから、学校では意地でも平気な顔を貫き通していたけど、そうじゃない子だっていっぱいいる。負けてしまう子だっているし、それはその子が悪いんじゃない。

親に言えなかった

やっぱり、親には言えないですよね。子供は親には言わないと考えたほうがいいです。心配させたくないし、みっともないし。

でもある日家に帰って、誰もいなくて、途端に涙が止まらなくなった日があったことを覚えています。この小学校の時に身に着けた「ため込み続けて爆発させる」癖は残念ながら大人になった今も治っていません。

また、ある日顔じゅう、体じゅうに蕁麻疹が出てしまったことがありました。私は蕁麻疹の理由は過度のストレスということがわかっていましたが、お医者さんも両親も「何も変なものは食べていないのに・・」とずっと首を捻っていたことを覚えています。

ただタイミングが悪かったことを知っていた

昨日まで一緒に遊んでいたクラスメートから無視される。前日にサッカーを一緒にやっていて、「お前やるじゃん」って言ってくれた友達が、もう今日はボールを回してくれない。

誤解を恐れずに言えば、本当に本当に私の性格が最悪で、学年中の誰もが私のことを根っから嫌いだったら、どんなにマシだったろう。私は小学生ながらに、集団圧力の「空気感」「一体感」が学年全体に広がっていくのを感じて、怒りというよりは、悲しく気持ちが悪かったのを覚えています。

何に救われたか

一握りの友達

そんな中でも、私のことを支えてくれた友達が2人だけいました。

クラスメートのCくん

1人は、クラスメートのCくん。Cくんはいわゆるお調子者のオカマキャラだったのですが(笑)、小学生にしては大人びた考え方ができる精神年齢の高い子でした。そんなCくんが今でも私の心を支えてくれている記憶がひとつあります。給食の時、「菌」のせいで誰もが私と一緒の「島」で食べてくれずぼっちになっていたときに、Cくんは笑顔で机をくっつけて一緒に食べてくれたのです。他のクラスメートが「おい菌がうつるぞ」と囃し立てても、「何言ってんだろうね」と笑って全然気にせず話し続けるのです。私はこの時に見た小6のAくんの正義勇気は一生忘れないです。その後の人生で何とか心が折れずにいられたのは、彼のおかげです。本当に本当に感謝しています。

文通中のDちゃん

もう1人は、親友だったけれど、遠くへ引っ越してしまったDちゃん。引っ越してしまった後も、Dちゃんとはずっと文通をしていました。直接は会えないけど、定期的に届く手紙の中で、はげましてくれました。文章だったから、相談しやすかったというのもあったかもしれません。

2人とも現在はもう交友はありません。でも、確実に私の人生を救ってくれた2人です。心から感謝しています。

学校以外の居場所

私は中学受験をしたので、ほぼ毎日のように塾通いをしていました。学校が終わると、放課後は塾へ。塾では私は普通のおとなしい生徒。誰もいじめる人なんていませんでしたから、「学校でいじめられているのは私のせいじゃなくて、ただ環境が悪かっただけ」「勉強ができる人たちから好かれているなら間違いない」と思えた点で、かなり救われたと思っています。

ちなみに私をいじめていた人たちはことごとく受験に失敗し、一方で私は第一志望に合格していたので、卒業式は「ざまぁみろ」と思ったのを覚えています(笑)

トラウマ

無事にいじめっ子達とは別の学校へ進学することになり、幸いなことにその後の人生でいじめに遭うことはなかったのですが、やはりトラウマは残りました。

対人恐怖

他人、特に男の子と話すことができなくなってしまいました。なんか男の子と話そうとすると、心拍冷や汗が止まらないんですね~。うまく息ができなくなります。今考えると意味不明なんですが、本人は大変なんです。もはや割り切って、中高の6年間は男の子とほぼ話しませんでした。共学なのに(笑)。大学に入ってやっと話すようになり、それから社会人になって最低限のコミュニケーションはできるようになった、という感じですね。それでもやっぱりちょっとした他人の言葉や動作で、普通の人以上に傷つくことが多かったです。

醜形恐怖

「世界最強のブス」と言われ続け脳裏に刷り込まれたせいか、新社会人くらいまでは醜形恐怖がありました。外出しようとして鏡を見るとあまりに自分の容姿が不細工で、吐き気がするんです。特に日本って、日常生活の中でも人の外見をとやかく言う場面が多いじゃないですか。普通の人なら笑って流せることも、本当に苦しかったですね。初対面の人から「二流女優みたいな顔してる」と言われたときや、前職の上司から「お前でこ広いな~」と言われたときは、へらへら笑っていましたが、心の奥ですごく傷ついていました。外見のことをとやかく言うのは本当に良くない、本当に良くないです。

無感情

悲しくならないために、心を麻痺させたんだと思います。それ以降、悲しみにも強くなりましたが、その分、自分が何が好きとか、楽しいとか嬉しいとか、そういう感情まで鈍くなりました。学生時代は「存在感を消す」「嫌われない」ことを目標にして生きていました。

自由になるのに10年以上かかった

本当の意味で、これらのトラウマから自由になれたのはほんの最近のことです。最低限、生活に支障がでなくなるまでは、10年以上かかりました。

「なんでそんな昔のことに囚われるの?」と言われましたが、多分子供の頃に沢山傷ついたこと、それによって人生が変わってしまった恨みは、意地でも手放したくなかったんだと思います。人間って嬉しいもの、楽しいことだけじゃなくて、怒りや恨み、悲しみも手放したくなくなってしまうものなんですよね。持っていたら言い訳するのに便利ですから。

でも今は手放さないと一生自分の人生を生きられないという事に気づいたので、名残惜しいけど手放すことにしました。ごめんなさい、私は聖人ではないので、担任の先生だけはまだ許せていないですけどね。

もし今あなたがいじめをしている側なら

まぁ、こう書くとあっさりと聞こえますが、そんなことはないですよ。10年以上、悩んで苦しんだんですから。

私の受けたいじめなんて、まだ短期で軽い方です。それでも10年です。

あなたが今いじめをしている側なら、その相手の10年、もしかしたら20年、いやひょっとしたら一生を背負うことになるということを理解してください。

もし今あなたがいじめられている側なら

もしあなたが今いじめられているなら、とにかく逃げてもいいし、耐えてもいいし、誰かに言ってもいいし、言わなくてもいいから、好きにして、とにかく生き延びてください。社会からいじめを完全になくすのは多分、不可能なんじゃないかと、いじめられていた側として思います。

「いじめられる方にも責任がある」というのは、「喧嘩両成敗」とは訳がちがう。そんなら正々堂々と口喧嘩で済ませればいいじゃないですか。いじめに発展するのは、たまたま運が悪くて、環境が悪くて、タイミングが悪かったからで、それについてはいじめられた側は絶対に自分を責めないで良い。

そういえば芸能人とかセレブもいじめられてた人多いよな・・と思って今調べたんですが、想像以上に多くてかなりビックリしてます!(ぜひ検索してみて)いじめられるってことは、人とちょっと違うっていうこと、だから諦めなかったらそれは将来大きく開花させていける。大人になった時に、絶対もっとマシな人間になってると思うよ。

そんな長い独り言でした。

ABOUT ME
トリカナ
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海外に行きたいけど不安がたくさんある人を応援したくてブログを始めました。ひとりひとりが自分に正直でいられる世界になってほしいなと思いながら生きています。