食中毒になりました。
ご訪問ありがとうございます。
ところで・・ここに来てるって・・
今あなた、ひょっとして食中毒なんですか???
実はですね、わたくしごとなんですが、
留学の初日から食中毒にかかる
というなかなか珍しい経験を過去にいたしました。
正直、治るまでの1週間は想像を絶する辛さで微塵も思い出したくもないのですが(苦笑)、
同じような食中毒に遭う方が減れば、
もしくは遭ってしまった方のせめてもの救いになればと思い、記事にします。
本当に辛かったので・・・。
あれ、これって・・・食中毒?
今日は留学に出発する、記念すべき日!
起きがけ、お腹が「ぐ————–」と鳴りました。
流石に緊張してるんだな・・・。ただでさえ飛行機嫌いだし。
なんか珍しいなと頭のどこかで思いつつも、普段から緊張するとお腹がいたくなるタイプの人間なので、殆ど気に留めていませんでした。
今考えると、この前日には既に強い倦怠感があったのですが、それも
梅雨で気圧が下がっているからだな!
と謎のポジティブシンキングで頭痛薬だけ飲んで済ませていたのです。
流石にちょっとおかしい?と思ったのは空港についてから。急にお腹の調子が悪くなり、ここで(まさか・・・?)と初めて体調不良を疑います。
全てのお客様、ご搭乗ください~。
その後乗った飛行機でここは雪国か?!と思うくらいの寒気に突如襲われます。文字通り、手足がガタガタするんです。これも最初は高度が高いからだと思ったのですが(しぶといね私も)、あまりの寒さにこれは体調のせいだと気づきます。
しかも飛行機を直行便ではなくて経由便(次の便まで12時間以上)にしていたので、空港の固い冷たいベンチで夜を明かすことに。温度計がなくてもわかる、完全に熱が出ている。仕方ないので、手持ちの頭痛薬と整腸薬を飲んで寝る。周りの目などもはや気にしている場合ではない。既にこの時点でつらすぎる。
次の便に乗る頃には熱は下がっていたのですが、今度はお腹の調子が悪くなるばかり。カナダにつく頃にはもう本当にフラフラだったのですが、なんとか死ぬ物狂いで移民局へ行き30分ほどかけてビザを取りました。
その後、契約していたアパートへタクシーで向かって(電車は無理だった)、着いて早々ベッドに倒れこみました。苦しみもがきながらもネットで調べたところ、
「カンピロバクター食中毒」
の症状が真ん中ドンピシャ(嬉しくないですよ)。
こうして私は食中毒になってしまったのです・・・!
カンピロバクター食中毒
症状:発熱、下痢、嘔吐、体の痛み
症状をまとめると、以下のような感じです。
1日目:夕食に焼き鳥を食べる
2日目:自覚症状なし
3日目:頭痛、低気圧のせいだと思う←
4日目:朝から腹痛、緊張のせいだと思う←
5日目:高熱・腹痛・下痢・吐き気・体の節々が痛む
6日目:微熱・腹痛・下痢・吐き気(絶食)
7日目:微熱・腹痛・下痢・吐き気(絶食)
8日目:腹痛・下痢・嘔吐(絶食)
9日目:腹痛・下痢・嘔吐・脱水症状
10日目:回復(衰弱気味)
11日目:全快
(ちょっと気持ち楽しくしてみました。)
さて、こうしてみると、全快するまで丸々1週間かかっています(涙)。
そうです、カンピロバクター食中毒は他の食中毒と比較すると潜伏期間も症状も長いんです。
20か国近く渡航している私だって、一人で海外に渡ったその日に歩けないくらい体調崩したら、心細くなるんですよ?(笑) 学校も2日間だけですが休んでしまい、新しい友達と仲良くなるチャンスを失ったような気がして、メンタル的にも凹みました。
最初の発熱も当然つらかったですが、特に治る直前の2日間はベッドから離れられないくらい弱っていました。やはり食べられないからですね。スポーツドリンクも買いに行けず、水しか飲んでいなかったので、本当にエネルギーが出ませんでした。
原因:加熱不足の鶏肉
さて、原因を発表します。
今回、私がカンピロバクター食中毒にかかった原因は、海外生活前だからということで友達が厚意で連れて行ってくれたおしゃれな日本料理店のレア焼き鳥です。
はい。声を大にして言います。
留学に行く友達を焼き鳥に連れて行かないで(涙)
恥ずかしながら、当時の私は半生の鶏肉がこんなにも危険なものだとは知らなかったのです。後になって調べたら、「生の鶏肉(特にレバー)を食べるのはやめましょう」という記事が出てくるわ出てくるわ、というかもはや県がやめろと言っているのだから間違いないでしょう。
厳密にいえばカンピロバクター食中毒の原因は鶏肉だけではないのですが、大多数が鶏肉のようです。しかも生の鶏肉にはほとんどの確率で付着しているうえ、僅かな菌でも繁殖して食中毒を引き起こすため、とにかく鮮度は関係なく生で食べないことが大事だそうです。
治療:自然療法
カンピロバクター食中毒がつらいのは、特効薬がないこと。
結局、体外へ菌を出し切るしかないので、症状が極度でなければ原則は自然療法になります。逆に、腸の動きを止めるタイプの下痢止めを飲んでしまうと逆効果になるので注意しましょう。
飲んでよいのは乳酸菌(ビオフェルミンとか)と、腸の動きを止めないタイプの下痢止めです。現地で乳酸菌を探したところ、「Probiotic」というカテゴリが該当するみたいです。私はJamiesonのProbiotic 5 Billionというのをドラッグストアで購入しましたが、値段も高すぎず効果もあった気がするのでお勧めです。緊急なので、10 Billionという含有量が多い方でも良かったかもしれません。あとは、アジア系のお店だとビオフェルミンを置いているところもあるみたいです。

留学前や留学中の食中毒には気を付けて
海外生活を送る上では、いえ、充実した人生を送るには健康が一番です。今回、食中毒にかかって本当にそれを痛感しました。健康がないと何もできない。
海外で事故に遭った知人も言っていましたが、やはり海外旅行保険はきちんとしたものに入っておくべきですし、何かあった時用にかかる予定の病院は事前に調べておくべきです。
ただ、食事を3日間取れないファスティング状態になって、腸がきれいになったのか、お肌がピカピカに・・ゴホゴホ。
以上!体調悪い人は、絶対に無理しないでね!お大事に。
